北欧のアクセラレーターによる気候変動への挑戦
気候変動は、人類が今日直面している最も差し迫った脅威です。地球の温度上昇を1.5°Cに安定させるには、炭素排出量を10年ごとに半減し、2050年までに排出量の正味ゼロを達成するというCarbon Law*に従う必要があります。しかし、我々の動きはあまりに遅く、残された時間は急速に少なくなっています。私たちは力を結集し、気候変動の危機を解決するための行動を早急に起こす必要があります。
*Carbon Law:スウェーデンの環境学者ロックストローム氏を中心とした研究チームが発表した温室効果ガス排出削減に関する提唱内の施策
Startup Climate Actionは、気候変動の問題を解決するソリューションや技術を持つスタートアップを創出し支援することを目的としたプログラムです。北欧のNorrsken Foundation (ノルスケン財団)とスウェーデンのアクセラレータ「Sting」という2つのリーディング・スタートアップ・エコシステムがイニシアチブを取り実施されています。
本取組はSDGsの13項目にある「気候変動に具体的な対策を」からインスピレーションを受け、13個の課題を設定し、各課題におけるスウェーデン国内の専門家の方からアドバイスを受け、提案を形にする内容となっています。世界中から集まったアイデア・提案・能力を新たな「Climate Startup」創出に繋げ、地球規模の問題の解決に繋げていく取り組みとなっています。
(1) Green & Clean Transports:環境に配慮した移動と物流
(2) AI for the Planet:地球のためのAI
(3) Sustainable Materials:サステナブルな素材
(4) Energy Efficiency:エネルギー効率
(5) Circular Economy:サーキュラーエコノミー(循環型経済)
(6) Reduced Waste:廃棄物削減
(7) Reduced Carbon Emissions:炭素ガス排出削減
(8) Energy Storage:エネルギー蓄積
(9) Carbon Capture & Storage:炭素の回収と貯留
(10) The Human Ocean:海洋の健全化
(11) Renewable & Clean Energy:再生可能・クリーンエネルギー
(12) Green Buildings:環境に配慮した建築と建物
(13) The Future of Food:食のミライ
上述の通り、Startup Climate ActionはNorrsken Foundation(ノルスケン財団)とStingがイニシアチブを取り実施されているプログラムです。彼らは起業家精神を元にしたイノベーションとテクノロジーの融合によって、地球規模の問題解決に対して役に立つ、より迅速でスケーラブルなビジネスやソリューションを生み出せるという信念を持っています。
Stingは今年、厳選した最大6社のスタートアップ企業を対象に、専用のクライメートアクションアクセラレータを実行し、気候関連ビジネスで前途有望なスタートアップ企業それぞれに寄り添った支援を行います。テストドライブプログラムの「ベストアイデア」の勝者は、アクセラレータのいずれかのスロットに直接参加できます。
気候変動が地球に与える影響が大きくなる中で、Agorizeはこの問題に取り組むために高度で革新的なソリューションの開発と採用をサポートし、スタートアップ企業が持続可能なビジネスを構築できるよう支援することを目指しています。顧客がビジョンを行動に変えるためAgorizeがどのような支援を行ってきたかについては、Agorizeのウェブサイトをご覧ください。
Challengeページを見る(英語の外部リンク)
https://join.startupclimateaction.com/
Agorizeは2011年フランス発、オープンイノベーションとタレントエンゲージメントに特化したグローバルクラウドシステムを提供するスタートアップ企業です。独自のSaaS型マネジメントシステム提供と世界500万以上のイノベーターネットワーク連携を通じて、これまで300以上の世界中の企業・行政・組織のオープンイノベーションチャレンジやハッカソンなどの取り組みを支援しています。
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