都市のレジリエンスを高める香港のイノベーションチャレンジ
香港ではここ数年間で起きた不測の事態により、健康・福祉・経済・社会・インフラ・環境に大きな影響と緊張が生じました。世界が急激に変化する今、都市のレジリエンス*を高める方法を考えなければなりません。そのためには香港が抱えるリスクを分析することが非常に重要になります。そしてそのリスクに対しイノベーティブな手法を探ることによって、体型的な改善と進歩を可能にできるだけなく、香港をより危機に強い都市に変えることができるでしょう。
*都市のレジリエンスとは、災害・政治経済的な事件・社会の変化などの突発的なショックや慢性的なストレスからの回復することやその影響を最小限に抑える能力とされることが多い。
Resilient HK は100 Resilient City*の取り組みから着想を得て作られたプログラムであり、香港が抱える様々な課題に対して、共に適応・克服・その課題を超えて成長、そして香港がレジリエントな都市に変化できるよう、イノベーターや企業が協力し合うイニシアチブです。この取り組みは様々なステークホルダーが、楽しく、インタラクティブで透明性のある環境の中で、生産的な対話を行い、愛する都市の未来に向けたソリューションを構想する機会を提供しています。
*ロックフェラー財団によって2013年に始められたイニシアティブ。世界中から選定された100都市に対しレジリエント戦略の支援を行うプログラムを提供
2ヶ月以上にわたるプログラム期間を経て、最終的に上位3つの提案が選ばれました。
– 最優秀賞:「GreenCoat」
新しいプラズマ技術を利用した自律型のスマートウィンドウシステムで、コストのかかる既存のHVACシステムに代わる、環境に優しい冷暖房を提供。
– 第1位:「Clearbot」
AI-Visionを用いて水域のゴミを検知し、回収するゴミ収集ロボット。
– 第2位:「Help4Help」
香港の家庭内ヘルパーをサポートするモバイルアプリケーション。
都市や国家レベルで抱える課題に対して、イノベーションという観点で解決につながること、そして何よりも従来関わる事が無かった関係者が手を取り合うこと、それは非常に大きな意義と価値を生み出しています。
2位に表彰されたHelp4Help のコメント
「世界中から集まったスタートアップや学生で構成された多くの優秀なチームと競い合い、決勝戦に進出することはもちろん、2位という結果を残せるとは正直思っていませんでした。そして、素晴らしいチームメンバーであるShivani、Matthew、Mikaela、Felixと共にAgorizeのResilientHK Challengeに参加できたことを信じられないほど幸運に思います。” – Mikaela Sun氏, Help4Help
Challengeページを見る(英語の外部リンク)
https://www.agorize.com/resilient-hk-challenge
Agorizeは2011年フランス発、オープンイノベーションとタレントエンゲージメントに特化したグローバルクラウドシステムを提供するスタートアップ企業です。独自のSaaS型マネジメントシステム提供と世界500万以上のイノベーターネットワーク連携を通じて、これまで300以上の世界中の企業・行政・組織のオープンイノベーションチャレンジやハッカソンなどの取り組みを支援しています。
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