大学が発信する地球と人類の在り方
2015年に国連加盟国が全会一致で採択した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」は、これから将来に向けて人々と地球が平和と繁栄を享受するための、共通の青写真を示しています。その中心となるのが、17項目の「持続可能な開発目標(SDGs)」です。これは、地球を守りながら繁栄を続けるために、すべての国が行動を起こし、2030年までに貧困や不平等の解消、気候問題や環境悪化への対応、繁栄、平和と正義などの目標を達成するよう緊急に呼びかけたものです。
今回のチャレンジは、世界中の学生や教授、研究者を対象にして、学生の生活水準の問題や都市の中のキャンパスの問題、新しい教育の問題に取り組むという使命感を持って将来あるべき大学の姿を作り上げることを支援するために開催されました。
各チームは、以下の中から1つ以上の分野を取り上げて、上記の課題に取り組む必要があります。貧困の撲滅、飢餓の撲滅、良好な健康と福祉、質の高い教育、ジェンダーの平等、安全な水と衛生環境、手頃な価格のクリーンなエネルギー、働きがいのある仕事と経済成長、産業、技術革新とインフラ、不平等の縮小、持続可能な都市とコミュニティ、責任のある消費と生産、気候変動対策、海洋生命、陸上生命、平和、公正さと強力な制度、目標達成に向けたパートナーシップが対象分野となります。
このチャレンジの主催者は、フランコフォニー国際機関(AUF)と国連地域広報センター(UNRIC)です。AUFは、世界最大の高等教育・研究機関の協会の1つで、約60年前に設立されました。フランス語を使用する119ヵ国の1,007の大学やグランゼコール、大学ネットワーク、科学研究センターが加盟しています。一方、UNRICの使命は、国連の価値観や歴史、任務を発信するとともに、より平和で公正で持続可能な世界を作るための国連の活動を伝えることにあります。
2,000人近くが参加した9ヵ月にわたるコンペを経て最終選考に残った6チームが、このチャレンジの各パートナーの専門家からなる審査員に対して、自分たちのプロジェクトを発表しました。最終選考に残ったのは、以下6チームです。
1. リエージュ大学(ベルギー)「2030アンサンブル・30チャレンジ(2030 Ensemble 30 Challenges/an)」
2. タンジェ大学(モロッコ)「アグリコープ・キャンパス(Agri-Coop Campus)」
3. バチェシェヒシュ大学(トルコ)「キャンパス・スワップ(Campus Swap)」
4. サンパウロ州立パウリスタ大学(ブラジル)と・ベラクルサナ大学(メキシコ)「アラウカリア(Araucaria)」
5. バラマンド大学(レバノン)「ケムソーター(Chemsorter)」
6. ロヨラ・デュ・コンゴ大学(コンゴ)「ラ・ジラフ・デュ・コンゴ(La Girafe du Congo)」
こうした目標を長期的に達成するために、Agorizeは社会のあらゆる分野を結集させて、単にビジネス上の利益を追求するだけではなく、人々と地球のために共通の価値と長期的な利益を生み出すという1つのビジョンに統合する使命を担っています。顧客がビジョンを行動に移すため、Agorizeがどのようにお手伝いしているかについては、取り組み一覧ページをご覧ください。
Challengeページを見る(英語の外部リンク)
https://www.agorize.com/en/challenges/campus2030-2
Agorizeは2011年フランス発、オープンイノベーションとタレントエンゲージメントに特化したグローバルクラウドシステムを提供するスタートアップ企業です。独自のSaaS型マネジメントシステム提供と世界500万以上のイノベーターネットワーク連携を通じて、これまで300以上の世界中の企業・行政・組織のオープンイノベーションチャレンジやハッカソンなどの取り組みを支援しています。
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